こんにちは〜。
暑くなってきましたね。
先日一ヶ月ぶりのキャンプに行ってきたので元気一杯の院長です。
さて前回は「たった3分!お金をかけずに疲労を回復し老化を予防する方法 パート1」でした。
実は身体には酸素だけでなく二酸化炭素が必要って内容でしたね。
今回はその続きで、深い呼吸とリンパ系、そして脳の疲労回復とどう繋がるのかを書いていきたいと思います。
なぜ深い呼吸とリンパ系が重要なのか?
体内の老廃物の除去は主に毛細血管が担当し、その際に除去しきれなかった老廃物はリンパ系に流れ込みます。
毛細血管とリンパ系は体内の掃除をしてくれているんですね。
そして深い呼吸をすると副交感神経の働きが高まることは前回書きましたが、副交感神経の働きが優位になると毛細血管が開くので、体内の老廃物の掃除がよりスムーズになるんです。
逆に副交感神経の働きが弱く、毛細血管が開きにくい人は老廃物の回収が進まないので老廃物がリンパ系に多く残り、そしてムクミやすい体質になってしまいます。
結果いつも疲れているやなんか調子が悪いと行った状態になりやすいんですね。
この毛細血管の働きが弱っている人は俗に言う代謝が悪いと言う状態です。
施術しててもこの毛細血管の働き悪いな〜って人は結構いらっしゃますが、毛細血管が開いて巡りが良くなった時は自然と呼吸も深くなっていることが多いですね。
そして実は脳の疲労回復にも呼吸とリンパ系、そして毛細血管と深い呼吸が非常に大切なのです。
身体の老廃物は毛細血管とリンパ系が掃除をしてくれることはわかっていたのですが、脳に関しては実はこの老廃物の掃除システムは見つかっていませんでした。
脳も、神経細胞が活動しているのでもちろん酸素やエネルギーを代謝して老廃物を出しているはずなのですがそれが何が担当しているのかわからなかったんですね。
それが近年明らかになってきましたよ。
それはグリンパティックシステムというシステムが担当しています。
脳内には神経細胞とグリア細胞という2種類の細胞があるのですが、このグリア細胞が実は脳内の老廃物の除去に大きな働きをしていることがわかってきました。
このグリア細胞が睡眠中に縮むことで脳内に隙間が出来、そのできた隙間を脳脊髄液が流れて脳内の老廃物を除去してくれるそうです。
要するに寝ている間に脳内の老廃物が掃除されるわけですね。
そしてこのグリンパティックシステムは毛細血管と連動してい働くそうなので、普段から深くゆっくりした呼吸で毛細血管の働きを高めておくことは、脳の老廃物の除去機能を高めることにも繋がるわけですね。
呼吸が浅く、また睡眠が浅い方はこのグリンパティックシステムの働きが弱く、脳内に老廃物が残りやすくなるので脳の疲労が取れないわけです。
アルツハイマーやパーキンソン病などの病気は脳の神経細胞に余計なタンパク質が蓄積して起こるのですが、グリンパティックシステムが弱まるとこういう病気を引き起こしてしまう確率も上がってしまうでしょうね。
脳にしろ身体にしろ体内に老廃物が残っていると速やかに回復することを妨げてしまうので身体の毛細血管やリンパ系、そして脳のグリンパティックシステムの働きを高めることは疲労回復には非常に効果的といえると思います。
そして、呼吸がこれらの体内デトックス機能の働きを高めてくれるわけですね。
というわけで身体や脳の疲労を効率よく回復するためにはまずは呼吸を改善するのが一番良いな〜と思うわけです。
結構お腹いっぱいな内容になっちゃいましたね!
今日はここまでにしておきます。
それでは〜