こんにちは〜。
今日は腰痛持ちの新規の患者さんを施術させていただきました。
普段からジムで身体を鍛えている方なので、ちょっと調整するだけでだいぶ良くなりました。
その時のやりとりが、
私、「ちょっと腹筋が弱いので腰を支える力が弱いみたいですね〜」
患者さん、「ジムで腹筋メインで鍛えているんだけどな、おかしいな?」
でした。
というわけで今日のタイトル、
「腹筋を鍛えると腰痛に良い?」
ですね。
結論ですが、
「腹直筋を鍛えてもあまり腰痛は改善しません」
です。
腹直筋?
なにそれ?
って感じですよね。
腹直筋は腹筋群の中では最も表面にある筋肉なんですけど、
一番わかりやすいのはシックスパックと言われる6つに割れる腹筋のことですね。
これが一番表面にあり、目立つし、鍛えやすくもあるので腹筋を鍛える=腹直筋を鍛えるになっちゃってますね。
でも、腰痛を予防するためにはこの腹直筋を鍛えるだけではあまり効果がないのです。
腰痛を予防したかったら、腹筋群の中では一番奥にある「腹横筋」という筋肉を鍛えるのが効果的です。
腹横筋は内臓を抑えるコルセットのような働きもしますし、そもそも足を自由に使えるのは腹横筋が体幹をしっかりと固定してくれているからなんですね。
腹横筋が弱い人は歩いてもよろよろしてまっすぐ歩けないですよ。
体幹がしっかりと支えられてないと足に引っ張られて身体があらぬ方向に動いてしまいますしね。
そんな腹横筋、自分で狙って鍛えるのは実は難しいのですが、自分で簡単にできる運動だとパッと思いつくのはステップ(踏み台昇降運動)ですね。
太ももを持ち上げたり、その後身体を持ち上げたりするときに腹横筋が良く働きますよ。
というわけで結論。
「腰痛を予防したかったら腹直筋ではなく腹横筋を鍛えよう」
です。
そうそう、腹横筋の働きが良いと姿勢も良くなりますし、スタイルも良くなりますのでスタイルが気になる方も鍛えて見てくださいね。
それでは〜