こんにちは〜。
先日新規でまっすぐ立ってられないほどのひどい腰痛の患者さんがいらっしゃいました。
立ってられないどころか、長時間座っていることも痛みでできずとても辛そうでした。
その原因ですが、整形外科でレントゲンを撮ってもらった結果、腰椎分離症という診断だったそうです。
この腰椎分離症とは、背骨の後ろ側の椎弓という部分が骨折してしまうもので、多くは10代のスポーツ少年がなるものなんですが、
この方、40代なのですがきっともともと分離症はあったけど、痛みとしては発症してなかったのですね。
実は私自身が学生時代に分離症になっていますし、今までも本当にたくさんの分離症の患者さんを見てきているので対応は問題なしです。
ということで、1回目の施術では日常動作の痛みはだいぶ改善できました。
ただ、この方スポーツをしたいという希望が強くあったので、スポーツが出来るようになるにはまだ数回かかりますよとお伝えしました。
分離症になる方はだいたい背中の関節の可動性が悪く、また下半身の柔軟性が落ちてしまっている方が多いです。
上半身の体幹部分の動きは、頚椎(首)胸椎(背中)腰椎(腰)の部分の関節が多くを担っているんですが、
大抵分離症やすべり症、そして脊柱管狭窄症などをわずらう方っていうのはその分離やすべりになっている脊椎以外の可動性が著しく低下している場合が多いです。
ですから、これらの可動性が低下している部分を見つけ出して可動域を改善し、分離が起きてしまった腰椎周辺を支える筋力を改善してあげると驚くほどに症状は改善します。
もちろん、分離症もすべり症も人それぞれ状況は違うので絶対治るよとは言えませんが、今までの経験上は70代までは大変だけどなんとかなるかな〜という気がします。
80代になると確率的には50%くらいな感覚です。
腰椎分離症の場合、進行して重症化すると手術が必要になりますが、軽度の場合は整形外科でも保存療法で様子を見ます。
が、分離が起きてしまっている部分以外は逆に柔軟性を出してあげたほうが脊椎の分離部分への負担が減るので結果腰が楽になるんですね。
分離症やすべり症でお困りで整形や接骨院、整体などに行ったけどいまいち良くならないという方はぜひ一度ご相談くださいね。
それでは〜