こんにちは〜。
いよいよ梅雨入りですね〜。
湿度が上がって眠りが浅くなって来ていませんか?
日も長くなって朝も早く目が覚めちゃうなんて声も聞こえてきそうなので、今日は睡眠の質に大いに関係する身体の機能
「サーカディアンリズム」
について書いていきたいと思います。
なんか、難しそうな名前が出てきましたね・・・
サーカディアンリズムとは?
概日リズムのことになります。
ますますわかりにくいですね(汗)
概日リズムとは24時間周期で変動する生理現象のことです。
例えば、
朝になると日中の活動に備えて血流量を増やし、体温を上げて行くために血圧が高くなり始めます。
逆に夕方ぐらいに体温上昇のピークを迎え、夜には睡眠に向けて徐々に体温、血圧共に下がっていきます。
といったように1日の中でも体温や血圧、ホルモン分泌などの生理現象が時間帯によって働き方を変えるのですが、このリズムのことをサーカディアンリズムと言います。
超簡単にいってしまうと「体内時計」といっても良いかもしれませんね。
このサーカディアンリズムを理解してあげると実は身体に凄く良いのです。
なぜか?
日中はパフォーマンスが上がりますし、夜は睡眠が深くなってしっかりと疲れが取れます。
身体の機能を活動するタイミングに合わせて最適化してくれるのがサーカディアンリズムな訳です。
この身体活動のリズムを司るサーカディアンリズムですが、実は厳密には24時間周期ではないことがわかっています。
24時間よりもちょっと長いようで、全く光が当たらないところでしばらく寝起きしてみるとたいてい24時間よりも少し長い周期で覚醒と睡眠のリズムが刻まれるようです。
逆に言うと、光はこのサーカディアンリズムを修正してくれる働きがあるんですね。
以前にも書きましたが、
太陽光を1日一回浴びると睡眠の質が上がることがわかっています。
これは身体が太陽光を浴びることで、日中にしっかりと体温を上げて身体を覚醒させてくれるからなんですね。
日中にしっかりと体温が上がった身体は、夜になるとその分しっかりと体温を下げる機能が働きます。
夜に体温が下がらない人は睡眠の質が下がります。
夜は肉体的な活動でなく、内臓の働きを高めて主に身体を回復させる時間となりますので、そこまで筋肉の活動レベルが高い必要がないのですね。
と言うわけで、サーカディアンリズムは体温や内分泌系などの働きを調整することで私たちが活動したり、休息したりの機能をより効率よく出来るようにしてくれています。
体温の調節は人間の健康に大きな作用をもたらしますので、サーカディアンリズムを上手に使って体温調節をして行くと健康管理もより容易になっていきます。
例えば、人間の深部体温は夕方5時くらいに最も高くなるので、この時間帯に運動をすることでしっかりと深部体温が上がり、夜はそのぶん深部体温が下がるのでより睡眠の質が高まることがわかっています。
そこまで厳密でなくても、私はなるべく日中に一回は体温が上がるような活動を毎日するようにしています。
食べることも反射で体温を上げてくれますので、たくさん食べなくても良いので、朝に何か胃袋に入れると消化器が刺激されて体温が上がってきます。
光がサーカディアンリズムを刺激して身体を覚醒させるなら、逆に夜は明るくない方が良いですよね?
にも書いていますが、サーカディアンリズムは明暗で調整されますので夜に明るいと身体はまだ昼間って勘違いして睡眠〜覚醒のリズムが大きく崩れます。
睡眠時間に向けてなるべく明かりは落として暗くして行くのもサーカディアンリズムをうまく調整する手だと思います。
ちょっと体調がイマイいちとかボ〜ッとするなとかある方はもしかしたらサーカディアンリズムが崩れているかもしれませんよ。
サーカディアンリズムを整えるだけで、疲労回復効果も日中のパフォーマンスも大きく変わりますので、身体の調子が不安定な方は是非試してみてください。
そうそう、梅雨の時期は湿度の影響で身体の調子が下がりますが、日光を浴びる量も下がることで身体が覚醒しづらく、体温も上がりづらくなりますのでそのぶん食事や運動で体温を積極的に上げてあげることで体調不良を緩和できると思いますよ。
梅雨時期の体調不良がある方はぜひぜひ試してみてくださいね。
それでは〜