こんにちは〜。
今日はとっても暖かくて春のようですね〜。
もうすぐキャンプシーズンの到来なのでそわそわしている院長です。
今日は最近いらした五十肩の患者さんが、結構よくある症状だったので書こうと思います。
さてその五十肩の患者さんの原因ですが、結論から言うと「股関節」でした。
その患者さんは昨年転倒して股関節の骨折をされたようなんです。
そのあと股関節は素晴らしい回復をしたのですが、なんと骨折した股関節と反対側の肩が動かなくなってしまったのですね。
この症状、整体業界では結構あるあるなんです。
別に股関節に限らず、膝の手術をされた後なんかもよくありますね。
骨折や手術をされた後って、痛めた方の足には体重をかけられないので反対の足に体重をかけることになります。
そうするとですね、体重をかけている方も短期間なら問題は無いのですが、長期化するとそちら側にも問題が起きてしまうわけですね。
長期間荷重を支えた側の股関節や骨盤周辺はかなり筋肉が緊張することになります。
そして骨盤周囲からは広背筋が上腕骨へ伸びています。この広背筋は、腕を下制と言って下に引き下げる機能を担っています。
つまり方が上に上がるのとは反対の機能を担当しているのですね。
これが恒常的に緊張していると、徐々に肩を上に上げる筋肉群に対して神経抑制が働き、方が上がらなくなってきます。
神経抑制について知りたい方は下のターザンの記事が読みやすいと思います。
https://tarzanweb.jp/post-303905
こうして肩周りのインナーマッスル群の筋バランスが崩れてやがては50肩になっていくわけです。
というわけで、この場合は五十肩の原因はざっくりと言ってしまうと「股関節」になるわけですね。
この患者さんも順調に回復中ですので後1、2回でほぼほぼ回復されると思います。
いや〜、整体って本当に楽しいですね!
それでは〜
執筆者:佐藤正亮
辻堂の整体サロンRELEASE オーナー兼院長。
整体師歴24年、のべ6万人以上の施術実績を持つ。
独自の整体理論「コアファンクショナルメソッド」を開発し、湘南から横浜、県外にかけて多くの症状改善に貢献してきた。
セミナー講師としての登壇や、整体師向け育成プログラムの開発にも携わり、姿勢とバイオメカニクスに基づく根本改善メソッドを伝え続けている。