揉み返しが起こる理由

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こんにちは〜!

 

やっと暖かかくなってきましたね〜。

 

早くコロナが落ち着いてほしいものです😂

 

今日は昔からよく言われるのですが、最近またよく言われるので、

 

「揉み返しの理由」について書いていきたいと思います。

 

「院長のほぐしはすごく効かせてくれるんだけどなぜだか揉み返しがないのよね〜、他では確実に揉み返しになるぐらいの圧なのにほんと不思議!」

 

これ本当によく言われるんですが、揉み返しが起きにくいほぐしにはちゃんと理由があるんです。

 

そもそも揉み返しとは何か?

 

私がパッと思いつくのは

 

①筋繊維が傷ついてしまった状態

 

②表層筋だけほぐれ、深層筋は固まったままの状態

 

③身体全体のほぐれ方のバランスが悪い

 

の3つですね。

 

①の筋繊維が傷ついてしまった状態は簡単にイメージできると思います。

 

力加減が強すぎたり、強引なほぐしでよく起こります。

 

人間は筋肉が伸びたり縮んだりすることで筋力を発揮しているのですが、この伸びたり縮んだりの量やスピードは個々人に違います。

 

なのでその人ごとに筋肉の特性、

 

どれぐらい伸びるか?

 

どれくらい縮むか?

 

を触診しながらその人の筋肉に合わせたほぐしが必要になります。

 

そして筋肉の伸び縮みの「量」だけでなく「スピード」も重要になります。

 

なぜならこの伸び縮みのスピードを超える速さで筋肉に侵入してしまうと

 

筋繊維に余計な張りを与えてしまうのでより筋繊維が傷つきやすくなってしまうんです!

 

この筋肉の伸び縮みのスピード、もちろん人ごと違いますし、またその日の体調によっても違うので、

 

たとえ同じ人であってもその日の状態に合わせたほぐしが必要なんですよ。

 

というわけで患者さんごとに筋肉と対話しながら触診しながら筋肉に負担の少ない強さやスピードでほぐすと、

 

筋繊維を傷つけることによって起こる「揉み返し」は格段に少なくなります。

 

次に②の表層筋だけほぐれて深層筋は固まったままの状態ですが、

 

これはあまり一般的には知られていないものだと思います。

 

身体の筋肉には表面にあるものと身体の奥、関節や内臓のそばにあるものがあるのですが、

 

身体の奥、深層部にある筋肉を触診したりほぐしたりするのは実はかなりの技術を要するのです。

 

一般的には普通のマッサージでほぐせるのは表層部の筋肉になるので、これが揉み返しの原因になるんですね。

 

よく美容院で肩を軽くほぐされるとよけい肩こりがひどくなる方がいらっしゃいますが、このタイプの方が当てはまります。

 

表面だけほぐれると、深層部の筋肉のコリをより敏感に感じ取ってしまうのですね。

 

深層部の筋肉をほぐすにはマッサージの場合はかなりの触診力が求められますし、

 

マッサージ以外でほぐすとしたら特殊な運動療法や、整体で関節の調整が必要になります。

 

運動療法と整体は、関節に働きかけることで深層部の筋肉へもアプローチしているんです。

 

とうことで身体の表層部と深層部の筋肉のバランスも「揉み返し」の原因になってしまいます。

 

ただほぐすのではなく、関節を動かしてあげると揉み返しの可能性が減りますよ。

 

そして③の身体全体のほぐれ方のバランスが悪いですが、

 

これは②と理由が似ていまして、

 

身体は全身の状態を常にモニタリングしていますので、一箇所だけほぐれて他は固まったままだったりすると固まった場所をより強く感じてしまいます。

 

これはですね、結構良くあるのです。

 

揉み返しって一般的には筋繊維が傷ついた状態と説明されているので強いマッサージで起こる印象が多いと思うのですが、

 

実は弱いマッサージでも結構頻繁に起こってしまうのです。

 

そしてなぜ弱いマッサージで揉み返しが起こってしまうのか?ですが、

 

あくまで一般論ですが、圧が弱いとほぐすのに時間がかかります。

 

なので、身体全体をバランスよくほぐす時間が足りないんですね。

 

そうすると一箇所だけほぐれているというアンバランスな状態が出来上がってしまうわけです。

 

マッサージの圧って、強すぎても弱すぎてもリスクがあるんですよ。

 

というわけで、筋繊維と対話しつつ、身体の表層部だけでなく深層部もほぐし、

 

身体全体のバランスを見ながらほぐすと驚くほど「揉み返し」が少なくなると思います。

 

ちなみに、過去に

 

整体あるあるシリーズ「それは好転反応ですね〜」

 

にも書きましたが、揉み返しのことを好転反応という施術者もおりますが、

 

 

 

💦

 

あくまで状態がよくならなければ「好転反応」ではありません。

 

技術を磨いてなるべく患者さんに負担の少ない施術をしたいものです〜

 

それでは〜

 

 

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